内視鏡検査の説明をしていると、
「先生なら鎮静剤は使いますか?」
「みんな使った方がいいのでしょうか?」
と聞かれることがあります。
こんなタイトルにしてしまいましたが、当院では基本的に鎮静剤を使用した内視鏡検査をおすすめしています。
その理由は、内視鏡検査には苦痛や不安を伴うことがあり、それが原因で次回以降の検査を避けてしまう方が少なくないからです。
胃がんや大腸がんは、早期に発見できれば治療できる可能性が高い病気です。そのため、一度だけ検査を受けるのではなく、必要に応じて定期的に検査を受けることが大切になります。
しかし、「前回の検査が苦しかったから、もう受けたくない」と感じてしまうと、本来受けるべき検査の機会を逃し、早期発見や、がんを未然に防ぐ機会を失ってしまう可能性があります。
私は、鎮静剤は今回の検査を楽にするためだけのものではなく、将来の胃がん・大腸がんの予防につなげるための大切な選択肢の一つだと考えています。
だからこそ、「苦しいから受けたくない」を一人でも減らし、必要な方が継続して内視鏡検査を受けられる環境をつくることも、私たちの大切な役割だと考えています。
特に次のような方には、鎮静剤の使用をおすすめしています。
このような方では、鎮静剤を使用することで負担が軽減され、よりリラックスした状態で検査を受けていただけます。
一方で、すべての方に鎮静剤が必要というわけではありません。
例えば、
このような場合には、鎮静剤を使用しない方法をご提案することもあります。
また、次のような方では、安全性を十分に考慮しながら使用の可否または量の調整を判断しています。
当院では、「鎮静剤を使うこと」が目的ではありません。
患者さんに安心して検査を受けていただき、必要な検査を継続して受けていただくことが最も大切だと考えています。
そのため、基本的には鎮静剤の使用をおすすめしていますが、年齢や持病、検査内容、ご本人のご希望などを踏まえ、一人ひとりに合った方法をご提案しています。
ご不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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