胃カメラ検査を実施することで、より正確に病気を診断することができます。
胃癌などのリスクの高い病気の早期発見に繋がることも多くあります。
胃カメラ検査とは、鼻や口から先端にカメラのついたスコープを挿入して、食道や胃、十二指腸といった上部消化管の状態を直接観察する検査です。胃カメラ検査では、胃がん、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍といった様々な病気を診断する事が可能です。
また、病気の診断だけではなく、検査中に組織採取をして病理検査を行ったり、患部が出血している場合には、止血処置を行うことも可能です。このように胃カメラ検査は非常に正確性の高い効果的な検査ですが、口からスコープを入れる際の咽頭反射などに抵抗感や嫌なイメージを持たれる方が多いことも事実です。
当院では、少しでも多くの患者様にストレスなく胃カメラ検査を受けて頂き、病気の早期発見・治療に繋げるために様々な配慮を施しております。
当院では、オリンパスの最新胃内視鏡シリーズ「X1シリーズ」と4Kモニターを導入し、胃がんをはじめとする消化器疾患の早期発見・診断に取り組んでいます。
またオリンパスの胃内視鏡「GIF-XZ1200「CF-XZ1200」は、高解像度画像性能を備え、胃内の微細な病変を確認する際に優れた視認性を提供します。また、4Kモニターを使用することで、より鮮明な画像を提供し、診断精度を向上させます。さらに、NBI(狭帯域光観察)機能を活用することで、胃粘膜表面の細部を観察することができ、病変の検出をサポートします。
この機能により、病変部位をより精密に確認することが可能です。「X1シリーズ」と4Kモニターは、操作性にも優れており、医師が病変を確認しやすくなる設計が特徴です。これにより、患者様の検査が効率よく進行し、より迅速に診断を行うことができます。
当院では、これらの最新技術を活用し、患者様にとって最適な治療法を迅速に提供できるよう努めています。検査結果に基づき、患者様と共に最適な治療方針を決定し、安心して治療を受けていただける環境を整えています。
口から内視鏡スコープを挿入する経口内視鏡検査は嗚咽感があることで嫌悪されることも多いですが、当院では、一人一人の状態に合わせて鎮静剤を使用してウトウトと眠っているような状態で胃カメラ検査を受けていただくことが出来ます。
当院では胃カメラ検査にネガティブなイメージを持たれている方や実際に苦しい思いをされた方にも安心して検査を受けていただき、より多くの患者様の健康をサポートできるようしていきたいと考えております。また、鎮静剤を使用することで、患者様の喉や体の力が抜け、内視鏡スコープの挿入や観察自体をスムーズに行う事が出来るため、検査の品質向上にも繋がります。
患者様のご希望に沿う形で鎮静剤を使用しております。胃カメラ検査が苦手という方もお気軽にご相談ください。
内視鏡検査で鎮静剤を使用した場合、検査終了後に30分〜60分程度ベッドでお休みいただく必要があります。当院では検査が終わった後も快適にお過ごしいただけるようプライバシーに配慮した個室のリカバリールームを複数ご用意しております。
検査後も他の患者様を気にする事なくリラックスしながらゆっくりとお休み頂く事が可能です。個室のリカバリールームでは他の患者様と接点が無いため、感染対策に不安がある方でも安心してご利用頂けます。
当院では口から内視鏡スコープを挿入する経口内視鏡検査に加え、鼻からスコープを挿入する経鼻内視鏡検査を実施しており、患者様のご希望に合わせてお選びいただけます。
当院は、そのわずかでも生じるネガティブなイメージを限りなくゼロにしたいと考えているため経鼻内視鏡であっても鎮静剤を使用しています。そのため基本的には経口と経鼻での差はほとんどありません。
しかしどうしても鎮静剤を使用したくない患者様には経鼻内視鏡をお勧めします。
経鼻内視鏡検査では鼻からスコープを挿入するため、舌の付け根部分を触れる事がなく、従来の経口内視鏡に比べて嘔吐反射を引き起こしにくくなります。軽い局所麻酔だけで検査を受けることができるので、検査中に医師と会話をすることが可能です。
経口内視鏡検査 | 経鼻内視鏡検査 | |
---|---|---|
挿入経路 | 口から | 鼻から |
検査中の辛さ |
・咽頭反射がある (鎮静剤を使用した場合は咽頭反射の苦痛は軽減されます) |
・咽頭反射が少ない ・鼻腔が狭い方は痛みを感じる場合がある |
検査中の会話 | 会話は不可能 | 会話が可能 |
検査時の注意点 |
・鎮静剤を使用した場合にはリカバリーの時間が必要になる ・鎮静剤を使用する場合は、検査後のお車の運転は不可能 |
・鼻腔が狭いと検査ができない可能性がある ・稀に鼻から出血することがある |
当院では、内視鏡専門医としてこれまで20,000件以上の大腸・胃内視鏡検査、治療に携わってきた院長が内視鏡検査を行っています。
豊富な経験で培った高度な技術や豊富な知識を持ち、質の高い内視鏡検査を行っております。全ての患者様にストレスなく検査を受けて頂けるよう心掛けております。
患者様の病気の早期発見、治療のために、1人でも多くの人に内視鏡検査を受けて頂く事が大切です。当院では、平日はお仕事が忙しくなかなか検査の時間を確保する事ができない方でも、検査を受けていただけるように、土曜日も胃カメラ検査を実施しております。
スケジュールの関係でなかなか検査を受けられないという方もお気軽にご相談下さい。
胃カメラ検査と聞くと、口からスコープを入れるときのオェっとする咽頭反射のイメージから「つらそう、苦しそう」と考える方も多いのではないでしょうか?
このように胃カメラ検査に抵抗感をお持ちの方でも検査を受けて頂けるよう、当院では鎮静剤を使用した胃カメラ検査を実施しております。
以上の3点を鎮静剤を使用することで軽減することが可能です。これにより胃カメラ検査に対して抵抗感がなくなり、初めての方でも検査を受けやすく、また以前胃カメラ検査で嫌な思いをされた方にもストレスなく検査を受けて頂けます。
胃カメラ検査は食道から胃までの上部消化器官を直接観察することが出来る非常に正確性の高い検査方法です。
以下のような病気の診断をすることが出来ます。
1割負担 | 3割負担 | |
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胃カメラ検査 | 約2,000円 | 約6,000円 |
胃カメラ検査+病理検査 | 約3,000円 | 約9,000円~14,000円前後 |
胃アニサキス除去(内視鏡的異物除去術) | 約5,000円 | 約15,000円 |
胃がんの発生要因は様々ですが、胃がんの原因のほとんどがピロリ菌の感染が原因と知られています。発生要因として喫煙、高食塩摂取、野菜・果実摂取不足などの食生活の乱れ、遺伝などの因子が複雑に作用しているとも考えられていますので症状がなくても定期的に検査を行う事が大切です。