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高血圧

HYPERTENSION

高血圧についての大切なお話ABOUT HIGH BLOOD PRESSURE

「最近、血圧が高めと言われた…」「なんとなく体がだるいけど、これって高血圧のせい?」そんなふうに思ったことはありませんか?高血圧は自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうこともある、非常に身近で重要な健康のサインです。
ここでは、2025年のガイドラインに基づいた最新情報をもとに、高血圧の定義、分類、リスク、治療法、そして日々の予防についてわかりやすくご紹介します。

高血圧の何が怖い?HIGH BLOOD PRESSURE RISK

高血圧が怖い最大の理由は、自覚症状がほとんどないまま、全身の血管や臓器にダメージを与え続ける点にあります。そのため高血圧は「沈黙の病気」とも呼ばれています。血圧が高い状態が続くと、血管の内側に常に強い圧力がかかり、血管は次第に硬く、もろくなっていきます(動脈硬化)。の変化は、ある日突然、重大な病気として表面化します。

高血圧が引き起こす主な病気

高血圧は、以下のような命に関わる病気の強力な原因となります。

  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)
  • 心臓病(心肥大、心不全、心筋梗塞、狭心症、心房細動)
  • 腎臓病(腎硬化症、慢性腎不全)
  • 大動脈瘤・大動脈解離

これらは、発症すると後遺症が残ったり、日常生活に大きな制限が出たりすることも少なくありません。

特に注意すべきは、120/80mmHgを超える血圧でも、脳卒中や心筋梗塞のリスクが上昇するという事実です。

生涯リスクの例

  • 脳卒中の発症:17~33%
  • 冠動脈疾患の発症:8~15%
  • 脳卒中による死亡:8~15%
  • 冠動脈疾患による死亡:3~7%

また、我が国では年間約17万人が高血圧に起因する脳心血管病で亡くなっており、その約40%は120/80mmHgを超える血圧が原因とされています

「少し高いだけ」でも安心できない理由

特に重要なのは、血圧が120/80mmHgを超えた段階から、脳卒中や心筋梗塞のリスクは徐々に上昇するという点です。
「まだ薬を飲むほどではないから大丈夫」「症状がないから問題ない」と思っていても、体の中では静かにダメージが蓄積している可能性があります。

患者数が多い血圧帯ほど要注意

実は、正常高値血圧~I度高血圧の人は非常に多く、この層が脳心血管疾患を最も多く発症していることが分かっています。
つまり、「重症になる前の段階で対策すること」が最も重要ということです。

高血圧は
「予防・管理できる病気」PREVENTION

一方で、高血圧は

  • 生活習慣の改善
  • 早めの受診と適切な治療

によって、将来のリスクを大きく下げることができる病気でもあります。
だからこそ、「症状が出てから」ではなく、「気づいたときから向き合う」ことが大切なのです。

高血圧とは?基本的な定義と数字の基準

家庭血圧の基準は以下の通り分類されています(2025年ガイドラインより)

正常血圧
収縮期<120かつ拡張期<80(または115未満かつ75未満)
正常高値血圧
収縮期115~124かつ拡張期<75
高値血圧
収縮期125~134または拡張期75~84
I度高血圧
収縮期135~144または拡張期85~89
II度高血圧
収縮期145~159または拡張期90~99
III度高血圧
収縮期≧160または拡張期≧100

特に以下の血圧群には注意が必要です

  • 正常高値血圧~I度高血圧:最も患者数が多く、脳心血管疾患の発症率も高い
  • I度高血圧(135~144/85~89):最も過剰死亡数が多い

高血圧の種類

  • 本態性高血圧
    原因不明(最も多い)
  • 二次性高血圧
    腎疾患、ホルモン異常、睡眠時無呼吸症候群などが原因

どこからが受診の目安?

まずは生活習慣の改善でOK
  • 高値血圧(125~134 / 75~84)

すぐに受診しなくても構いませんが、減塩・運動・体重管理など生活習慣の改善が必要です。
改善しても血圧が下がらなければ、受診を検討しましょう。

要受診の目安
  • I度高血圧(135~144 / 85~89)以上

受診を検討または推奨されます。
医師による評価・血圧管理計画の提案・必要に応じた薬物療法が考慮されます。

早急に受診すべき目安
  • II度高血圧(145~159 / 90~99)以上
  • III度高血圧(160以上 / 100以上)

必ず医療機関を受診してください。
症状がある場合(頭痛、動悸、めまいなど)は、早めに対処することが重要です。

血圧の分類と注意点

特に以下の血圧群には注意が必要です。

  • 正常高値血圧~I度高血圧:最も患者数が多く、脳心血管疾患の発症率も高い
  • I度高血圧(135~144/85~89):最も過剰死亡数が多い

高血圧のサインとは?

高血圧は「沈黙の病気」とも言われますが、以下のような症状があることも。

  • 頭痛、めまい、だるさ、動悸、視力障害、下肢のむくみ、夜間頻尿など
  • 睡眠時無呼吸を示唆する兆候(いびき、早朝の頭痛、日中の眠気など)
血圧が高いとわかったら?
  • まずは血圧計を使って家庭での血圧を記録しましょう。
  • 収縮期135mmHg以上が続く場合は医師への相談をおすすめします。

治療法と予防DISEASE PREVENTION

当院の大腸カメラ検査の特徴

生活習慣の改善
  • 減塩(6g未満/日)
  • DASH食・地中海食(野菜350g、果物200g、魚、豆類、全粒穀物)
  • 適正体重の維持、BMI管理
  • 有酸素・レジスタンス運動
  • 節酒、禁煙、ストレス管理、睡眠改善
薬物療法(必要に応じて)
  • Ca拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、利尿薬、β遮断薬 など

最後にSUMMARY

高血圧は自分自身でコントロールできる部分が多い病気です。まずは日々の生活の中で「自分の血圧を知ること」から始めましょう。
心と体の健康を守るために、少しずつ、できることから取り組んでいきましょう。
当院では、病気になる前の「未病」の段階から生活習慣病や血圧に関するご相談を承っております。日常のちょっとした不調や健康不安に対しても丁寧に対応いたしますので、「まだ病院に行くほどではないけど気になる…」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。