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病変わかりますかシリーズ【初級編①】

この中に「異常」があります。あなたは見つけられますか?

 

60代男性、便潜血陽性5年前に他院で大腸内視鏡検査の時は異常なし

画像の中に病変があります!

なんとなく赤いところわかりますか?

なんとなく盛り上がってるのわかりますか?

分かりましたね?

見つけましたね?

見つけられましたか?・・・さすがです!!

 

答え)

中央の部分に発赤調の平坦に隆起している病変が見えてきましたでしょうか。

NBI観察、インジゴカルミンを散布することによって病変の境界がしっかりと認識できますね。

さらに拡大すると血管の口径は比較的整っており、均一に分布されておりいわゆるJNET Type2Aの腺腫の診断で内視鏡切除しました。

 

現在の内視鏡診断では、高精度の解像度と画像強調観察の進歩により、病変の視認性は飛躍的に向上しています。

特に Narrow Band Imaging(NBI)では、粘膜表層の微細な血管構造や色調差が強調されるため、腫瘍と正常粘膜とのわずかな違いを捉えやすくなります。色調を適切に調整することで、病変の広がりや境界がより明瞭に浮かび上がり、「どこまでが病変か」を高い精度で見極めることが可能になります。

さらに拡大内視鏡を併用することで、表面の微細構造や血管パターンを詳細に観察でき、良性か悪性かの鑑別についても、ある程度その場で見当をつけることができます。これは、「見つける」及び「質を評価する」ことが出来ることを意味します。さらに最近ではNBI観察で「見つける検査」としても通常の白色光を用いた観察より優れてきていることがわかってきています。

一方で、インジゴカルミン染色などの色素散布観察では、粘膜の凹凸や微細な構造が強調されるため、病変の輪郭がより立体的に把握でき、境界の同定に非常に有用です。

このように、NBIによる色調・血管の評価と、インジゴカルミン等を組み合わせることで、病変の「存在」「範囲」「性質」を多角的に評価できるようになっており、現在の内視鏡診断は極めて精度の高いものになっています。

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