
こんにちは。最近、先日のヤフーニュースでとても印象的な記事を目にしました。
韓国では年間3万人以上が胃がんを発症しており、これは世界的にも高い発症数なのですが、なんと胃がんによる死亡率が10万人あたり6.5人と、世界最低レベルという記事です。
「え、そんなに胃がんが多いのに、どうして死亡率が低いの?」と思いませんか?
その理由のひとつが、内視鏡(胃カメラ)検査の普及と質の高さにあります。
韓国では胃がん検診の93%以上が内視鏡によって行われており、早期発見の割合が70%超という驚異的な数字を誇っています。
実際に、韓国で行われた以下の研究があります:
📄 Risk of upper gastrointestinal cancer and death in persons offered biennial endoscopy screening in Korea / Gastric Cancer . 2023 Xuan Quy Luu
この研究によれば、
・韓国は世界で最も高い胃がん発症率を持つ国の一つ
・内視鏡検診を受けたグループは、非受診グループと比べて胃がんによる死亡リスクが41%低下していたと報告された。
さらに重要なのは、死亡率の低下は内視鏡を受けた人に限られており、バリウム検査を受けた人には有意な差がなかったこと。つまり、「2年に1回の胃カメラが命を救う」という強力な証拠です。
実は私たち日本は、世界の内視鏡機器シェアの90%以上を担っているとも言われているほどの内視鏡大国。
しかも今では、鎮静剤(麻酔)を使って苦しくない内視鏡検査が当たり前になりつつあり、さらに4Kモニターや拡大内視鏡、NBI観察、AIによる画像診断支援も進化しています。それなのに、それでもまだ、「胃カメラは苦しい」「吐き気がつらい」「オエッ、オエッするのでは」といったイメージで敬遠している人が多いのが現実です。でも実は、眠っている間に終わるほど快適な方法があると知っていれば、もっと多くの人が前向きに検査を受けられるのではないでしょうか?
韓国のように、国家レベルで検診体制を整備し、快適な検査環境が整えば、胃がんによる死亡をもっと減らせるはずです。実際、日本でも胃がんはがんによる死亡原因の第4位(2023年 がん情報サービス)となっており、決して他人事ではありません。「痛くない・怖くない・精度が高い」検査ができる今だからこそ、2年に1回の胃カメラを当たり前にしていきたいですね。
🔗 りつの内視鏡クリニック公式サイトはこちら
👉 https://ritsuno-endoscopy.com/