「胃カメラって1万円くらいかかるんでしょ?ちょっと高いよね」
そう感じたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかしその1万円――実際には、命を守るための極めて良心的な価格であることをご存じでしょうか?
胃カメラ検査は、単なる「検査」ではありません。
がんを早期に見つけ、命を救うための医療行為です。
内視鏡検査は「高い医療」ではなく、
早期発見、早期治療ができれば、高額な費用がかからず「命が助かる」、最強のコスパ検査です。
これだけの設備と人件費をかけて、医療機関が受け取る報酬は胃カメラ1件で約11,400円(1,140点)です。
そして患者様の3割負担は、たったの約3,420円(麻酔なしの場合)です。
| 項目 | 費用(1回) 🧍♂️3割負担額 |
頻度 | 年間支出 | 所要時間 (1回) |
|---|---|---|---|---|
| 胃カメラ代
(麻酔あり、観察のみ) |
約13,000円 🧍♂️ご本人負担額約5,000円 |
多くても年1回 | 約5,000円 | 約1.5〜2時間 |
| 再診+糖尿病管理加算 | 8,350円 🧍♂️ご本人負担額約2,800円 |
月1回 | 約30,000円 | 約3〜10分(診察のみ!) |
| 美容院(カット+パーマ) | 8,000〜12,000円 ※自費 |
2〜3ヶ月に1回 | 約32,000〜48,000円 | 約2〜3時間 |
| 美容外科、点滴麻酔のみ (胃カメラと同じ麻酔) |
約30,000円 ※自費 |
不定期 | 麻酔+美容代?円 | 約?分 |
美容や生活支出も大切ですが、命を守る医療に比べて実は高額になっていることも。
胃カメラは超高額な機材・人件費・時間をかけて、患者様負担はわずか数千円です。
胃カメラは「命を守る」重要な検査です。
「正直な気持ち、かかるコストと人件費を天秤にかけても毎月ドキドキしている」と、ほとんどの消化器内科の心の内ではないでしょうか。しかし命を救う重要な機会であることには間違いはなく、我々医療スタッフは当然与えられた制度の中で体を張って、使命感をもって皆様の診療に全力であたっております!
2025年の診察において駐在でタイやベトナムにいらっしゃった方が、現地で胃カメラ検査をするだけでも10万円前後するため、日本に帰ってきて検査を受けられている方に数名お会いしました。当然、もっと高額な金額がかかる欧米から帰国して受けられている方も多数おられました。
世界でも、日本のように高度な内視鏡検査を5,000円台で受けられる国は世界を見渡しても一つもありません。(*生検があった場合はこの限りではありません)
日本では今、高齢化に伴う医療費の急増に加え、海外からの抗がん剤や分子標的薬、抗ウィルス薬などの薬剤の中には1人あたり年間数百万円を超える高額なものも珍しくなくなってきました。こうした背景から、医療制度そのものが崩壊寸前とまで言われています。にもかかわらず現場では、世界的に見ても異常なレベルの「スーパー・デフレ医療」が、まるで当然かのように日常的に続けられているのが現実です。
数年に一度、少しだけ時間と勇気を使えば、がんで命を落とさない体を保てる――それが胃カメラです。
日本でも減ってきたとはいえ、癌の中でもまだまだ死因4位の胃癌です。胃カメラは胃癌の予防に有用なことは間違いありません。
胃カメラの費用は「高い」のではなく、命の投資としては破格です。
そしてこの医療がたった3,420円(麻酔なしの場合)で受けられるのは、日本に生きる皆さんの特権です。
怖い、不安、面倒――その気持ちは当然です。
でも、大切な未来のために、ほんの数年に一度の「体のメンテナンス」をしてみませんか?
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