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ちょっと変だよ、日本のこの胃カメラの金額おかしくないですか?パート1

🩺 胃カメラの費用ご存じでしょうか?

「胃カメラって1万円くらいかかるんでしょ?ちょっと高いよね」
そう感じたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

しかしその1万円――実際には、命を守るための極めて良心的な価格であることをご存じでしょうか?

🔍 1万円の胃カメラ検査にかかる病院側の負担する実際のコスト

  • 医師・看護師が全集中で約5〜10分、直接身体を使って処置(つまりこの間は他の業務が全くできない)
  • 看護師は最低でも2名配置(介助+点滴管理)
  • 鎮静を行う場合、患者様の院内滞在時間は1〜2時間
  • 医師・看護師の防護服・手袋などの消耗品だけで1件あたり500円以上
  • 検査1件1件命がけ

🧰 内視鏡機器・設備コスト

  • 高性能内視鏡スコープ:1本300〜400万円
  • 高性能内視鏡スコープは平均して1年~2年に1回は故障し、修理費用は一回あたり約80万円以上
  • 内視鏡本体(光源・プロセッサなど):1,000万円超
  • 洗浄機: 1台約300万円
  • 内視鏡、洗浄機、その他備品の年間の保守契約費用:約50万円以上

🧼 洗浄・管理にかかる負担

  • 洗浄剤だけで1日5,000円以上
  • 洗浄にかかる人件費
  • スコープ1本の洗浄・消毒に約20分
  • スコープ1本で検査できる回数は、1時間に2〜3件が限界

⚠️ それでも変わらない検査報酬

  • 消耗品や機器コスト、人件費は年々高騰
  • しかし内視鏡検査の診療報酬はほぼ一定
  • 指名料・時間外料金・繁忙期加算などもなし

🩺 それでも行われる理由

胃カメラ検査は、単なる「検査」ではありません。
がんを早期に見つけ、命を救うための医療行為です。

内視鏡検査は「高い医療」ではなく、
早期発見、早期治療ができれば、高額な費用がかからず「命が助かる」、最強のコスパ検査です。

これだけの設備と人件費をかけて、医療機関が受け取る報酬は胃カメラ1件で約11,400円(1,140点)です。
そして患者様の3割負担は、たったの約3,420円(麻酔なしの場合)です。

💬 日常の支出とくらべてみると?

項目 費用(1回)
🧍‍♂️3割負担額
頻度 年間支出 所要時間
(1回)
胃カメラ代

(麻酔あり、観察のみ)

約13,000円
🧍‍♂️ご本人負担額約5,000
多くても年1回 約5,000円 約1.5〜2時間
再診+糖尿病管理加算 8,350円
🧍‍♂️ご本人負担額約2,800円
月1回 約30,000円 約3〜10分(診察のみ!)
美容院(カット+パーマ) 8,000〜12,000円
※自費
2〜3ヶ月に1回 約32,000〜48,000円 約2〜3時間
美容外科、点滴麻酔のみ
(胃カメラと同じ麻酔)
約30,000円
※自費
不定期 麻酔+美容代?円 約?分

⚖️ 胃カメラは「コスパ最強の命の保険」

美容や生活支出も大切ですが、命を守る医療に比べて実は高額になっていることも。
胃カメラは超高額な機材・人件費・時間をかけて、患者様負担はわずか数千円です。

胃カメラは「命を守る」重要な検査です。

「正直な気持ち、かかるコストと人件費を天秤にかけても毎月ドキドキしている」と、ほとんどの消化器内科の心の内ではないでしょうか。しかし命を救う重要な機会であることには間違いはなく、我々医療スタッフは当然与えられた制度の中で体を張って、使命感をもって皆様の診療に全力であたっております!

2025年の診察において駐在でタイやベトナムにいらっしゃった方が、現地で胃カメラ検査をするだけでも10万円前後するため、日本に帰ってきて検査を受けられている方に数名お会いしました。当然、もっと高額な金額がかかる欧米から帰国して受けられている方も多数おられました。

🇯🇵 日本に生まれた、という特権

世界でも、日本のように高度な内視鏡検査を5,000円台で受けられる国は世界を見渡しても一つもありません(*生検があった場合はこの限りではありません)

 

日本では今、高齢化に伴う医療費の急増に加え、海外からの抗がん剤や分子標的薬、抗ウィルス薬などの薬剤の中には1人あたり年間数百万円を超える高額なものも珍しくなくなってきました。こうした背景から、医療制度そのものが崩壊寸前とまで言われています。にもかかわらず現場では、世界的に見ても異常なレベルの「スーパー・デフレ医療」が、まるで当然かのように日常的に続けられているのが現実です。

数年に一度、少しだけ時間と勇気を使えば、がんで命を落とさない体を保てる――それが胃カメラです。

日本でも減ってきたとはいえ、癌の中でもまだまだ死因4位の胃癌です。胃カメラは胃癌の予防に有用なことは間違いありません。

胃カメラの費用は「高い」のではなく、命の投資としては破格です。
そしてこの医療がたった3,420円(麻酔なしの場合)で受けられるのは、日本に生きる皆さんの特権です。

怖い、不安、面倒――その気持ちは当然です。
でも、大切な未来のために、ほんの数年に一度の「体のメンテナンス」をしてみませんか?

🔗 りつの内視鏡クリニック公式サイトはこちら
👉 https://ritsuno-endoscopy.com/