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大腸内視鏡検査と検便検査


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

2019年6月に開業してもうすぐ1年になりますが、胃・大腸内視鏡検査の重要性を改めて感じております。特に大腸がんは確実に増えているという実感があります。開業日の2019年6月11日から2020年4月30日までに701件の大腸内視鏡検査をさせていただきました。そのうち病変が見つかり内視鏡的切除を行った件数は468件でした。

そして、全701件のうち病理検査により16名(2.3%)の患者様が大腸がんと診断されました。(カルチノイドは除く)

進行癌は10名で、早期癌は6名でした

また、前癌病変である高異型度腺腫まで含めると34名(4.8%)の患者様で発見されました。

当院の内視鏡検査によって高異型度腺腫およびがんが見つかった平均年齢は60.0歳(37歳―85歳)と比較的若い患者様が多いのが特徴です。また性別は男性20名、女性14名でした。

34名のうち大腸がん一次検診となっている検便検査で便潜血陽性であったケースは26名(ほとんど無症状)、血便や便秘などの症状がありがんが見つかったケースは3名で、軽い膨満感などで念のため検査をしてがんが見つかったケースは5名でした。高異型度腺腫、早期癌で発見された患者様は全例内視鏡治療を行うことができました。進行癌が見つかった患者様も連携病院で適切に治療が行われております。

振り返ってみますと内視鏡検査は非常に重要ですが、内視鏡検査を受けるきっかけとして便潜血反応を調べる検便検査は比較的簡易であり、費用対効果は高い検査であると思います。一般的に便潜血検査を受け陽性だった患者様に癌が見つかる率は1〜2%と言われています。

大腸ポリープを指摘された方はもちろん、ポリープを指摘されていない方でも1年に1度の検便検査はぜひ行って欲しいと思います。相模原市では40歳以上であれば大腸がん一次検診として年に1度受けることが可能ですので、ぜひご利用ください。

当院は開業して1年に満たないためまだまだ症例数は多くありませんが、私が責任をもって一人一人の検査をさせていただいております。 引き続き皆様の健康を最優先に考慮し、安全・確実な検査を心がけていきたいと思います。

一見内視鏡治療が可能なポリープに見えます
腫瘍を傷つけないように洗って数秒でNBI拡大観察に切り替えて精査。
さらに倍率をあげて拡大観察を行うと、JNET分類Type3と診断することができ
進行癌ということがわかりました。
不要な内視鏡治療をせず、手術で無事根治切除が可能でした。